大阪市中央区と北区でうどん屋「ひろひろ」の運営をする株式会社ひろひろの代表取締役社長を務めるオオサカンメンバーの廣田さんが、このたび「大阪製だし所」も立ち上げることになったとお聞きし、取材チームは北加賀屋にある削り節工場まで行ってきたのです。
削り節工場内の一角にある、削りたての節(ぶし)でとっただし汁を味わえる「大阪製だし所」には、だしのいい香りが充満しており空腹に耐えながらのインタビューとなりました。
オオサカンとの出会いと想い出について教えてください
5〜6年前、うどん屋の事務処理は店舗内でしていたのですが、うどん屋の設備に囲まれていると業務がはかどらずどこかに事務所を借りれないかと探しておられたそうです。ちょうどネット検索をしていたところ、オオサカンスペースの情報にたどり着き「お店の近所やし、月1万円で使い放題は最高やん!」と思いメンバー登録に至った廣田さん(以下、ニックネームのひろひろさん)。
オオサカンの想い出
これから会議に参加したことがとても印象的で、飲食以外の業界におられるメンバーの考え方や悩みをお聞きしたりお話ししたりすることで自分の事業に活かせることを発見できたそうです。
会議が終わった後のたこ焼きパーティは交流を深めてくれたきっかけになり、なにより大崎さんの作るたこ焼きが抜群に美味しかった!と力説されていました。
(余談:うどん屋ならてんぷらある、なら”てんかす”あるんちゃう?と大崎さんにスカウトされ、いまではオオサカンのたこ焼きにはひろひろさんの”てんかす”をご提供いただいてます)
コロナきっかけで削り節工場をM&A
うどん屋はビジネス街にあるため、最初の緊急事態宣言が当時は休業を余儀なくされ、再開後も客足が100%戻らなかったそうで、会社の経営にテコ入れが必要だったとのことです。
そこで旧知のだし業者の工場をM&Aし、一緒に再起を図っていくという挑戦に乗り出すことに。結果、削り節工場をショールーム化し実際に削りたてのだしを味わってもらう「大阪製だし所」が誕生することになりました。
だしのテイスティングと削り節工場の見学
「大阪だしを世界へ」というビジョンを掲げ、2025年開催の大阪万博への出店を狙っているというひろひろさんの夢を語られるお姿に、夢を叶えてほしいなと誰もが思うほど熱いものがほとばしっておりました。
工場内は、削り節職人の松岡勝男さんに丁寧にご案内いただきました。初めて見る削り節を作る機械たちに取材スタッフは大興奮。松岡さんからもだし作りへの愛情が存分に感じられ、ますます「大阪製だし所」の大繁盛を願わずにはいられませんでした。
だしの効いた温かいうどんもいただきました
削りたてのだし汁で温かいおうどんを特別に作っていただきました(訪問当日はまだオープン前)。大崎さんがスルルーっとうどんを啜り、おだしをいただく姿を撮影していると、わたしたち取材スタッフの空腹は限界を迎えました。「みなさんもどうぞ!」とスタッフ全員にも振る舞っていただき、待ってましたとばかりにあっという間に、だしの効いた温かいうどんをペロリ。ごちそうさまでした。
オオサカンで出会いたい人、期待していること
「おもろい人に出会いたいですねー」と即答。オオサカンには飲食関係のお仕事しておられるメンバーはほとんどおらず、だからこそ自分の知らない異業種のお話が聞けるのことがとても勉強になるそうです。
オオサカンのいいところは「分け隔てなくフラットなお付き合いができる交流が自然に存在している」だそうです。性別や、年収や年齢による上下関係もなく、初めて入った新規メンバーも大歓迎している雰囲気がまさにオオサカン文化だと思ってくださって、こういう自然なコミュニティの作り上げってとても難しいので素晴らしいとも言ってくださりました。
このような分け隔てのないオオサカン文化がずっと続くといいですねという、ひろひろさんのご期待に応えられるよう、わたしたちスタッフも改めてオオサカンコミュニティを大事にしていこうと思えたお話しでした。ありがとうございました。
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